悠々大学・防犯講座
急増するSNS型投資詐欺やロマンス詐欺・なりすましメールの対策について
令和6年7月17日(水)13:30~15:00
今年度4回目の悠々大学は「防犯講座」
講師に福岡県警南警察署・生活安全課の黒木裕美さんを講師にお招きし、急増するSNS型詐欺への対策についてお話していただきました。
まずはニセ電話詐欺のお話から。
ニセ電話詐欺には、主にオレオレ詐欺、キャッシュカード詐欺、還付金詐欺、架空料金請求詐欺の4つがあるそうです。
令和5年度の詐欺被害額は、全国で441億2,000万円という衝撃的なデータが!!
そして、ここ福岡市南区での詐欺被害額は、なんと6,117万円!
昨年は特に被害が多かったそうです。
ただ、周りに被害を知られたくない等の理由で被害届を出さない方もいらっしゃるので、実際はもっと被害が多いかもしれないとの事です。
最近は詐欺の手口が巧妙化していて、警察や法曹関係者、銀行員などを名乗り巧みな話術で被害者心理につけこむ悪質な詐欺も多いそうですので、怪しい電話があったら本当に相手が実在するのか事実確認や在籍確認を取ったりして詐欺防御に繋げたいですね。
続きまして、SNS型投資詐欺やSNS型ロマンス詐欺について。
デジタルが発達し、便利になった世の中ですが、それを悪質に利用する詐欺が急増しているそうです。
SNS型詐欺の特徴は、直接相手と会わず、LINEのやりとりだけで少しずつ信頼関係を深めていき、最終的にお金を騙し取るそうです。
有名人の名前を使用して投資させようとしたり、突然外国人からLINEにメッセージが届いて甘い言葉をささやいたり、会った事も無いのに結婚の話をしたり・・・
もし本当にお金が必要な時や、気持ちが沈んでいる時、悩んでいる時にそういった誘いがあれば乗ってしまうケースがあるかもしれません。
今回の講座や、今ブログを読んでくださっている皆さんが一歩立ち止まり、詐欺の被害を未然に防ぐ事に繋がれば幸いです。
また、7月に発行された新紙幣詐欺も横行しているようですので気を付けてくださいね!
詐欺の3ヶ条も教えていただきましたのでご紹介します。
1.詐欺の手口を理解しましょう。
2.疑いましょう。
3.落ち着きましょう。
ご参加いただいた方からは、
「電話での話には気を付けたい。その気になりかけたが、電話を切って無事だった」
「絶対は無いので、詐欺3ヶ条を心に留めて防ぎたい」
「詐欺の被害額が多いのに驚いた」
などのご意見をいただきました。
聴講後、心が動いてしまいそうなおいしい話があっても、発信者だけが儲ければ良いのにどうして儲け話をわざわざ人に教えるのかな?と落ち着いて考えようと思いました。
黒木さん、分かりやすく教えていただきありがとうございました。