花王啓発講座 (フレイル/頻尿予防)
8月30日(水) 13:30~15:00
(内容)
身近な健康法「歩く」ことをお奨めし、「お出かけ」を応援します。
外出時の心配事「頻尿の悩み」に日常生活の工夫や体操、尿漏れ対策商品の紹介もありました。トイレの不安もなくしっかり歩いて出かけましょう!!
講師は堀岡律子さん(花王グループ)
フレイル予防 フレイルとは加齢によって心身が老い衰え社会とのつながりが減少した状態 |
フレイル予防には「栄養・運動・社会参加」が重要です。
- 栄養バランスの取れた食事(たんぱく質が不足しないなど)
- 運動(ウオーキングなど)
- 社会参加 運動の継続は外出機会の増加や社会参加の促進につながる
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皆さん、興味津々!! 講師の堀岡さんの話に聞き入ってます |
トイレの不安なくしっかり歩いてお出かけしましょう!!
歳を重ねると、身体機能の衰えにより排尿障害になることがあります。
「頻尿」「尿失禁」もその中にあります。
要因は下記の通りです。
- 膀胱の過活動
- 膀胱支配神経の障害
- 骨盤低筋の機能低下
- 前立腺肥大
- 水分摂取過剰
- 精神的ストレス
その中で講師の方に「頻尿の悩み」対策について教えて頂きました。
骨盤底筋群がゆるんでいる場合、せきやくしゃみ、スポーツなどお腹に力が入ると、腹圧により「尿漏れ」しやすくなるそうです。
ゆるんでしまった骨盤底筋群は日常生活のトレーニングで鍛えることができます。
その骨盤底筋体操を教えていただきました。(下図)
骨盤底筋を鍛える体操です。
やり方のコツ
★全身の力を抜いて、膣と肛門だけを締め、息を止めずに5つ数えます。途中で力が抜けたら締め直しこれを数回繰り返します。
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骨盤底筋体操 |
骨盤底筋体操を行っている様子です。
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真剣な表情で骨盤低筋体操😐 毎日の日課になるといいですね~ |
他にも日常生活でできる軽い尿漏れの対策があります。
- ストレスや不安を感じやすい人は「トイレにはすぐ行ける」「今トイレに行ったばかりだから大丈夫」等前向きに考える。
- 本当に膀胱がいっぱいなのかを見極めてみる。人間の膀胱は容量の半分ほどで尿意を覚えるので、すぐにトイレに行かず、「私の膀胱はまだためられる」と最初の尿意から5分~30分くらい我慢してみる。膀胱が一杯にいっぱいになると下腹部が張ったり、前の方に伸びたりする感覚があるので、その時にトイレに行く。そうするとトイレに行く回数が減る。
- 冷えや寒さに膀胱が過敏に反応するので、下半身を温める。
- 寝る前に大量の水を飲むと夜間の頻尿になるので、寝る3時間くらい前に水分の摂取を終了するよう心がげる。
正しい歩き方
「歩く」は身近な健康法です。
自分らしい自立した生活を長く送るためには、元気なうちから健康寿命を延ばす対策が必要です。
1日でも長く人生を楽しみ続けて生きましょう。